
熱中すると一日中でも読書しちゃいます!
清々しいまでの透明感と屈託のない笑顔が魅力的なうえむらちかさん。少女時代から様々なジャンルの文学に慣れ親しんできたという彼女。漫画や小説も制作するうえむらさんは、自身で書き下ろした渾身のデビュー作をオススメしてくれました。
うえむらさんオススメの一冊と、その内容を少しだけ教えて?

昨年出版した私の作家デビュー作の『ヤヌス』です。これは「アトリエ・ヤヌス」という特殊メイクの事務所が舞台のお話。そこのオーナー・真壁とちび太が、舞い込んでくる様々な依頼を、特殊メイクを使って解決していくっていうミステリー作品です。
昔住んでいた家の近くに特殊メイクのアトリエがあって、見学したりキズメイクをしてもらったりした事があるんです。それで特殊メイクってすごく面白いなって思って、取材をさせて頂いて、特殊メイクの事務所を舞台に物語を作ったんです。

どんな想いで物語を作ったの?

この本のテーマは“復讐”なんです。私小さい頃から『ブラックジャック』が大好きで、憧れだったんです。一話ごとに困っている人を助けていくんだけど、実は裏で自身の復讐のために動いているっていう、ブラックジャックの影のある部分に、子供ながらに惹かれていたんですよ。
もともと主人公よりも、脇役や悪役、正統派よりもダークヒーローの方が好きなんです。だからそんな人が主人公の作品を自分で作ろう! って思ったんです。そういう部分に共感してくれる、“ハッピーエンドが好きじゃない”っていう人のほうが向いている話なのかもしれないです!

本を選ぶときの基準ってある?

小学生くらいから自分で漫画を描きだして、雑誌に投稿したりもしていたんです。絵を描くのも、ストーリーを作るのも好きだったので、小説も書きだしたんです。もちろん読書も大好きで、学生時代は図書室に入り浸っていました(笑)。私の通っていた学校の図書室にはライトノベルも置いてあって、そこで読んだ神坂一さんの『スレイヤーズ』シリーズに熱中していました! あと、『ハリーポッター』シリーズもすごくハマりました! 私、熱中しちゃうと一気に読んでしまうので、学生時代は休日に一日中読書していることも結構ありました(笑)。
